制度
ふるさと納税の「募集費用5割ルール」とは?事業者が誤解しやすい点を整理【2026年版】
※2026年6月時点の情報です。制度は変わることがあるため、最新は総務省の公式でご確認ください。
ふるさと納税には「募集に要する費用の総額が寄付額の5割以下」というルールがあります。事業者がつまずきやすいのは、規制されるのが返礼品の調達費だけではないこと。送料・決済・ポータル手数料・事務費まで含めた合計が5割枠です。仕組みを理解して価格と内容量を設計するのが要点です。
まず3行で
- 募集に要する費用の総額が寄付額の5割以下(2023年10月〜)。
- 返礼品の調達費は別ルールで3割以下。「3割」と「5割」は別の話。
- 送料・手数料が枠を圧迫する。重い品ほど返礼品に回せる分が減る。

①決まっていること
2023年10月〜、募集に要する費用の総額が寄付額の5割以下(付随費用込み)。返礼品の調達費は別ルールで3割以下です。2026年10月〜は5割ルールを維持しつつ、費用構造の透明化(自治体が整理・公表)が進みます。
②事業者が誤解しやすい3点
- 「返礼品の調達費だけが規制」ではない。 5割枠には送料・決済・ポータル手数料・ワンストップ事務・広報などの“募集費用”がすべて入ります。
- 送料やポータル手数料が枠を圧迫する。 重い・冷蔵・冷凍品は送料で枠を食い、返礼品に回せる調達費が減ります。
- 「3割」と「5割」は別の話。 返礼品調達費=3割以下、募集費用の総額=5割以下。両方を同時に満たす設計が必要です。

③で、何をすればいい?
- 自治体の5割枠の中で、自分の返礼品の調達費がどれくらい確保できるかを把握・相談する。
- 送料が重い品は内容量・梱包を見直す(枠の圧迫を抑える)。
- 2026年の透明化に備え、費用の内訳を説明できるようにしておく。
④旧ルール / 新ルール(両建て)
| 〜2026年9月 | 2026年10月〜 | |
|---|---|---|
| 募集費用 | 総額5割以下(付随費用込み・2023〜) | 5割維持+費用構造の透明化(公表) |
| 返礼品の調達費 | 3割以下 | 3割以下(継続) |
まとめ
- 募集費用は総額で5割以下、返礼品の調達費は3割以下。別ルール。
- 送料・手数料も5割枠に入るので、重い品ほど返礼品の取り分が減る。
- 2026年は透明化が進む。費用の内訳を説明できる準備を。
あわせて「地場産品基準の自己診断」、「2026年10月改正のまとめ」もご確認ください。
出典・参考
- 総務省「ふるさと納税の次期指定に向けた見直し」(令和5年改正・募集費用5割)
soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zeimu04_02000113.html - 総務省「ふるさと納税の指定基準の見直し等」(令和7年・告示第220号・透明化)。